今年もストロベリームーンが見られる日がやって来ました。
今年見られるのは、5日夕方から6日の明け方まで。
家族や恋人と空を見上げながら過ごすのも良さそうですね。
今回は、そんなストロベリームーンとは何なのか、なぜ赤く見えるのかについて見ていきましょう。
ストロベリームーンはアメリカの先住民が名付けた
ストロベリームーンは、アメリカの先住民が時期を把握するために名付けた6月の満月の呼び名です。
アメリカでは、6月はイチゴの収穫時期で、満月も赤く見えることが多かったことからストロベリームーンと呼ぶようになりました。
ヨーロッパでは苺がこの時期には取れないため、ハニームーン、ミードムーン、フルローズムーンと呼んでいます。
日本では「ハムにも見える」と話題になっていますね。
毎月見られる満月ですが、6月だけでなく各月の満月には名前があるんです。
* 1月: Wolf Moon(狼月)
* 2月: Snow Moon(雪月)
* 3月: Worm Moon(芋虫月)
* 4月: Pink Moon(桃色月)
* 5月: Flower Moon(花月)
* 6月: Strawberry Moon(苺月)
* 7月: Buck Moon(男鹿月)
* 8月: Sturgeon Moon(チョウザメ月)
* 9月: Harvest Moon(収穫月)
* 10月: Hunter’s Moon(狩猟月)
* 11月: Beaver Moon(ビーバー月)
* 12月: Cold Moon(寒月)
毎面白いですよね。
ストロベリームーンは恋を叶えてくれる?
ストロベリームーンには、「恋を叶えてくれる月」という異名があり、恋愛がアップすると言われています。
確かに好きな人とストロベリームーンを見ながら話すのも素敵ですよね。
ストロベリームーンが赤く見える理由
6月21日は夏至で、この時期は1年でもっとも太陽の高さ高くなり、月は一番地平線に近い軌道を通ります。
赤く見える理由は、朝日や夕日が赤く見えるのと同じで、地平線近くにいる月の光の波長が長い赤い光だけが残るため赤く見えるんです。
不思議ですよね。
確かに太陽も月も高い位置にある時は白ぽいですよね。
朝日や夕日、月が赤く見える理由は光の波長が原因だったんですね。
2020年のストロベリームーンは半影月食と同じ日
半影月食とは、月の一部分が地球の影でわずかに暗くなることを言います。
肉眼では注意深く観察しないと見られないほど、薄ら暗くなります。
半影月食は、6日の4:25分頃に食の最大となり、6時4分頃に終わります。
明るくなる時間帯なので見づらいかもしれませんが、しっかり見る場合が望遠鏡を準備しておくといいでしょう。
ストロベリームーンは6月以外も見られる
太陽が地平線近くになると赤くなるように、月も低い位置にあれば赤くなります。
なので6月でなくても、月のいちが低ければストロベリームーンは見られます。
たまに気にして月の位置を見てみてください。