暑い時期に食べたくなる食べ物といえば、水分をたっぷり含んだスイカですよね。
最近では四角いスイカが有名になり、百貨店やスーパーに置いてあったりします。
スイカは丸いものだと思っていましたが、四角いスイカは一体どうやって作られているのでしょうか?
今回は四角いスイカの作り方や作られた理由について見ていきましょう。
四角いスイカの作り方
みなさんがよく見るスイカは丸いですよね。
スイカは普通丸く育ちますが、四角に育てることができる方法があるんです。
というのが、スイカが小さいうちにアクリル板やプラスティックで作られた四角い容器に入れ、成長すると四角く育つというものです。
スイカに日光がしっかり当たるよう容器は透明に作られています。
その容器に10日間ほど入れた状態で育てます。
スイカの育つパワーはかなり強く、時にはスイカではなく丈夫に作られた容器を壊してしますこともあるほど。
確かにスイカの皮はしっかりしていて硬めですが、プラスティックの容器まで破壊してしまうほど強いのは驚きです。
スイカは天候の影響を受けやすいく、四角いスイカはさらにデリケートなので朝晩育ちをチェックする必要があり、普通のスイカより手間がかかっています。
スイカを家で育てることも可能なので、四角いスイカを作って見たい方は家でも育てられるかもしれませんね。
でも容器は売っていないので、どこかでオーダーする必要がありそうです。
どんな味がするのかも気になりますね。
四角いスイカの値段は?
キレイな四角いスイカに育ち商品になるのは全体の8割程度と言われている香川県産の四角いスイカ。
形も珍しく、手間もかかっていることから値段は1万円ほど。
物によっては2万円する物もあります。
スイカって手頃に食べられるイメージですが高いですね…
それにそんな高級な四角いスイカを食べるのはもったいないですよね。
実は、この四角いスイカは食用ではなく鑑賞用スイカなんです。
そんなのあるの?って思いますよね。
スイカに興味を持ってもらえるよう、売り物としてではなく観賞用としてお店に置いてあることもあります。
もちろん販売もされてます。
鑑賞用の四角いスイカが作られた理由とは?
夏になると食べたくなるスイカですが、四角にする必要があったのでしょうか?
スイカを四角にしたのには理由があるんです。
約50年前に香川県善通寺西瓜部会を中心に開発された四角いスイカ。
スイカの売れ行きが落ち込んでいることから、珍しいスイカを作れないかと考えられたのが四角いスイカだったんです。
この四角いスイカに行き着いたのは、丸いスイカは冷蔵庫の幅を取るため「冷蔵庫にしっかり収まるスイカ」という考えから来ています。
知名度も上がり人気が出てきたことから生産者が少しずつ増え、今では香川県善通寺市の9軒の農家によって作られています。
ちなみに四角いスイカの作り方は、善通寺市が特許を取っているので他の場所では作れなません。
1度は珍しい四角いスイカを食べて見たいですね。
四角いスイカ以外にもユニークなスイカが!
実は四角いスイカだけではなくハート型やピラミッド型、ひょうたん型などもあるんです。
ハート型とピラミッド型は四角いスイカと同じように、ハートの形になるよう容器に入れて育てます。
ひょうたん型は真ん中が細くなるように紐で結ばれた状態で育てられます。
トマトやきゅうりなどの野菜も変わった形で売られていたりしますよね。
星形やハート型の野菜は子供たちにも喜ばれてお弁当に入れるのも良さそうですね!
ハート型のスイカは贈り物としてもいいですが、濃度も普通のスイカと同じくらい甘いので特別な日に家族で食べるのもいいと思います。