寿司や刺身を食べる時に必ず添えられているわさび。
鼻にツーンとして苦手な方も多いと思います。
ガッツリわさびだけを食べることはありませんが、わさびには栄養があるのでしょうか?
今回は、わさびの効能や効果について見ていきましょう。
わさびに栄養素はあるの?
寿司や刺身、蕎麦を食べる時にくらいしかわさびを食べる機会はないですが、わさびに栄養はあるのでしょうか?
わさびにはタンパク質、カルシウム、リン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンCなどが含まれていて体にいい食べ物なんです。
ですが、一度にたくさん食べることはなかなかないので、栄養たっぷりだからたくさん食べてとはならないようです。
まず辛いのでたくさん食べるのは嫌ですよね。
ツーンとする辛味成分は食欲を増進させる効果もあるようですよ。
わさびの辛味とは?
わさびのツーンと鼻にくる辛味成分を「辛子油」と言い、主に「アリルからし油」という成分が入っています。
ですが採れた時の状態のわさびは辛さ全くありません。
なんで私たちが食べるわさびは辛いんですかね?
わさびの辛みと独特の香りは、わさびをすりおろして細胞組織を破壊すると出てくるもののようです。
時間が経つと辛みがなくなって、苦味が出てきてしますので、寿司屋さんなどではすりたてを提供しているのだと思います。
ちなみにわさびは縦にするおろすよりも、「の」の字を描くようにおろした方が風味が良くなるそうです。
わさびにはどんな効能や効果が?
わさびには抗菌作用、抗虫効果、がん予防効果、血栓予防効果などがあると言われています。
・抗菌作用
食中毒のもととなる金の増殖を抑える働きがあります。
・抗虫効果
アニサキスなど魚介類に生息する寄生虫を麻痺させる殺虫効果があります。寿司や刺身にわさびが付く理由は味だけではなく、食べ物から体を守るというちゃんと訳があったんですね。
・がん予防効果
・血栓予防効果
がんを抑制する作用、脳栓塞や心筋梗塞の原因になる血栓の生成を抑制する抗血小板作用があると言われています。
ですが、病気を予防するというものでわさびは病を治すものではありません。
わさびには消臭効果も!
わさびには抗菌作用があるので、カビや臭いにも効果があります。
スーパーの刺身のパックにわさびが入っている理由は、一緒に食べるということも理由の1つですが、生臭さを抑える理由があるようです。
このわさびの成分は、カットキャベツの色など悪くなるのを抑えるのに使われています。
防腐剤のような役割でわさびの成分は役に立っていたんですね。